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続・樹の散歩道 ライザップのCM考
ライザップのしつこいCMでは、デブがいかに醜悪なものであるかをこれでもかとばかりに強調することに全力投球されていて、その露骨で過剰な演出に対しては世の多くのデブちゃんたちがひどく傷つき、不快感を抱いているはずである。 以下にこのCMの問題点について整理してみたい。 【2015.3】 |
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ライザップCM出演者は、小太り状態では嫌らしいほどにわざとらしく情けない顔を作っているが、上のお三方は何れもふっくらとした体で、にこやかな表情を見せていて、全く対照的である。 | ||||||||
〇問題点 1 デブをひどい音で表現していること CMではデブ状態の映像の効果音として、ブリーッ、ブリーッと思い切り不愉快な音を発していて、これだけで胸が悪くなる。これはデブを音で表現したとも言えるもので、この点では独創的・革新的ではあるが、デブちゃんをいかにも傷つけ、貶める演出である。 その音はほとんど「湿った屁」、「下痢状態の水っぽいウンコが屁と共に噴霧される状態」をイメージする。個人的には「小太り」は必ずしも不健康というわけではないと信じているから、真正のデブ、小太りを一括りにして一方的に蔑む取り扱いをすることについては反発を感じる。 |
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〇問題点 2 演出があまりにも過剰であること CMでのデブ状態の映像には大いなるヤラセが見て取れる。明らかにわざと猫背にして下腹を突き出し、しかも腹を精一杯に膨らませているようにさえ見えるのである。 実は、腹をわざと膨らませるのは誰にでも簡単にできることが知られている。自分が小学生の頃に腹を膨らませるのが特に上手な友人がいて、しばしばカエルのように見事にプックリと腹を膨らませて周りを驚かせて得意になっていた。これと似通った面があって、見る度にウンザリする。 |
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〇問題点 3 デブを食い物とした歪んだビジネスであること このCM自体が他の類似産業のものと同様に、明らかにデブを食い物にした極めて歪んだ高価格営利事業体であることを伺わせる。 この世に存在するデブはすべて自らの意志で、あるいは自業自得でそうした状態となっている(陥っている)ものであり、その状態から離脱したいと考えるのであれば、本来的に自らの意志により自力でコントロールすべきものである。これにもかかわらず、魔法のような映像を見せつけて、「結果にコミットする」などとうそぶき、高コストシステムの蟻地獄に “体を引き締めたいと思いつつも意志薄弱で何もできないだらしのないおデブちゃん” を取り込んで収益を上げようとする構図は、とても健全な姿とは思えない。また、こんな歪んだビジネスが繁盛しているとしたら、この世が実に不健全で情けない状態陥っていること を意味する。 誰でも自らの理性を働かせれば、こんなものに依存しなくともデブを克服できることを認識すべきである。 |
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〇提案: ライザップCM をお笑い(隠し芸)のネタに! 実に不愉快なCMであるが、隠し芸の素材には使えそうである。 CMの音楽を流しながら、3人程度の出演者を登場させて、次々とナマの腹を見せながら、次のような演技をするのである。
これだけで、CMとそっくりな風景を再現できるはずである。 その場でうけるかどうかは演技力次第である。 |
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