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ケヤキの若い果実 1(4月下旬)
花後に程なく果実は一見すると成熟時とほぼ同じくらいの大きさとなる。しかし・・・・・ |
ケヤキの若い果実 2(4月下旬)
この果実の基部には、葯が裂開した雄しべが残っている。ということは、花の段階では貧相な雄しべをもった両性花状のものであったということになる。(先に花を紹介した2016年産の個体とは別の個体。) |
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ケヤキの若い果実内の種子 1(5月中旬)
厚手の果皮だけがさっさと大きくなるが、種子(胚)はまだごく小さくて、中はスカスカである。しばらくの間は花柱が残存する。 |
ケヤキの若い果実内の種子 2(6月下旬)
果皮の内側の内面が網目模様の薄皮状のものは、内果皮であろうか? |
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ケヤキの若い果実内の種子 3(7月上旬)
種子(胚)が成長して、しだいに大きくなり、果皮内の空間が減少している。無胚乳種子で、中の子葉は奇妙なかたちとなっている。(以下を参照) |
ケヤキの種子(果皮を取り除いたもの)
9月下旬の様子で、褐色の薄い種皮に包まれて、胚が収まっている。 写真左はやや凹んだ側の面で、右は丸く膨らんだ側の面である。この真相は次のとおりである。 |
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ケヤキの種子の胚 1
種子内の胚は、2枚の子葉がぴったり閉じて椀状となっている。写真は、2枚の子葉を少しずらして撮影したものである。 |
ケヤキの種子の胚 2
写真は、胚の2枚の子葉を引き離して撮影したものである。胚軸と幼根は短い。 |
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果実を付けて落ちた小枝 (11月上旬)
果実は直接落果したり、小枝(短枝)についたまま落ちて、風で転がったりして散布される。 |
ケヤキの成熟した果実 (11月中旬)
果実であるが、慣用的にはこの状態のものを種子と呼んでいる。果実の形状は、不斉な偏球形と表現されている。図鑑ではこれを核果と呼んでいたり、そう果と呼んでいたりと、まちまちである。 |
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ケヤキの果実をついばんでいる?ハト
公園ではよく見る風景である。果皮がざらついているから、丸飲みするとしても、のど越しがよろしくないと思われるのであるが、ハトがどう思っているのかはわからない。 |
ケヤキの種子をついばんでいる?スズメ
しばしば、スズメも果実をついばんでいると思われる姿を見かける。 |