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実は、NHKで岡本太郎生誕100年企画「TAROの塔」 と題する土曜ドラマを最近やっていて、久々にTAROの塔−「太陽の塔」の映像を見て思い出した次第である。
さて、公園内の会場に到着すると、親子連れで大賑わいであった。とにかく、子供の喜びそうな思いつくメニューが何でもありの状態で、親としてもこれほどうれしいものはないであろう。ゲーム、工作、実体顕微鏡を使った観察等々、質的にも驚くべき風景であった。主催は独立行政法人
日本万国博覧会記念機構、共催はNPO法人 シニア自然大学校としていて、明らかに後者が主役である。
とても全体を語り尽くせないので、一部だけ次に紹介したい。工作の見本として展示していた木の実のキャラクター達である。何とも芸が細かくて、これだけバラエティーに富んだものが並んでいると、もう感動ものである。会場を訪れた親子連れも目を丸くして感嘆の声を上げ、親たちは盛んに写真を撮っていた。 |
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木の実の作品例 1 |
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木の実の作品例 2
白いタネはさて、何であろうか。 |
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木の実の作品例 3
タイサンボクの集合果を上手に利用したイノシシで、定番のようであるが、見るのは初めてであった。ポッキリ折れた果柄が生きている。 |
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多様な小さな木の実に丹念に手を加えることで、大人も子供もびっくりするような楽しい世界を作り出す熟年の技には脱帽である。まさにシニアパワーの爆発と言った風情であった。
■特定非営利活動法人 シニア自然大学校
大阪市福島区吉野4-29-20 大阪NPOプラザ206号 |
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ところで、爆発と言えば、“元祖爆発おじさん”は、やはり”岡本太郎である。「芸術は爆発だ!!」の言葉は永遠である。万博記念公園内の太陽の塔は今でも健在で、遠くからでも宇宙怪獣のような白い巨体が木々の間ににょっきりそそり立つのを見ることができる。当時は多くの人が、訳のわからないとんでもないものを作ったものだと呆れたものであるが、現在これを改めて見ると、懐かしさも感じるが、変わらぬ圧倒的な存在感を放っている。
せっかくなので、最後に太陽の塔に登場願うことにした。すると、突然、どこからか大地を轟かせてティラノサウルスが現れた。友達だと思ったのか、それとも敵と見なしたのか。これから壮絶な戦いとなるかもしれない。これは大変だ! (というのは冗談) |
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まるで宇宙怪獣風の「太陽の塔」
■万博記念公園
大阪府吹田市千里万博公園 |
人気者のティラノサウルス
かつては北海道三笠市の桂沢湖畔に生息していたのであるが、人間界のある複雑な事情があって、2009年に無念の思いを残して、住み慣れたこの地を去った。(写真は6年ほど前に撮影) |
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