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刃物あそび
  簡単にできる切り出し小刀  その2 


 金切鋸で作った切り出し小刀に、汗かきかき刃付けができたら、今度は好きな柄、鞘を付ける作業である。刃は研いで減ることになるため、柄を付ける場合に、次のような方法がある。 

 小刀を柄に固定(接着)する場合は、柄を少々長めにして、研ぎ減りしたら柄を切って刃を出す。これは刃が柄に長く入った彫刻刀の場合と同様である。
 小刀を刃に固定しない方法を採用すると、刃の出し方は自由自在となる。また、刃が取り出せることから錆防止のメンテも可能となる。刃を固定するには木の薄い切れ端を差し込むだけで可能である。
 「2」の応用編として、別の方法で刃を固定する方法を考える。  

上段: ヒノキにカシューで塗装。部分的に糸巻きをして補強。刃は柄に固定していない。
中断: チーク材は手によく馴染む。
下段: 通常の細い金切鋸を利用した小振りの切り出し小刀。クリ材
上段: タブノキを利用。
下段: カヤを利用。イスノキのテーパーのダボで刃を留めている。