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刃物あそび
 
  日本刀手入れの定番製品
    「丁子油」は最強の錆止め油か

             


 日本刀の錆止めには昔から丁子油(ちょうじあぶら、ちょうじゆ)が使用されてきたという。丁子(丁字の表記は誤りとされる。)はインドネシアはモルッカ諸島原産のフトモモ科の常緑高木であるチョウジノキの蕾を乾燥させたものである。丁子油の語は、現在では一般的にこの丁子を水蒸気蒸留して得られる精油を指し、クローブオイルクローブ油とも)と同義語として使用されている。丁子は正倉院にも見られるなど古くから輸入され、幅広く利用されてきた歴史がある。しかし、錆止めとしての丁子油に関しては、どうもはっきりとわからない点がある。【2007.8】


 
           チョウジノキ 1
 葉柄の基部に赤味が見られる。フトモモ科フトモモ属の常緑中高木。 Syzygium aromaticum
           チョウジノキ 2
       若い葉は赤味があって美しい。 
 
     
 
  チョウジノキの花の若い蕾
 萼筒の先に花が開く。香料としては開花直前の蕾を採取して乾燥する。 
    開花間近の蕾と花
 開花が近づくと萼筒は赤味を増し、開花時には真っ赤になる。写真の咲いた花のまた隣りの真っ赤な萼筒は花後のものである。
(6月下旬)
   チョウジ(丁子、クローブ)
 香料として普通に販売されている製品の例で、つぼみ状態のものを乾燥したものである。
 
     
 
          次々と開花しているチョウジノキの花
 開花すると膜質の花弁をさっさと落として、多数の雄しべだけが目立つ。手前は雄しべを落とした花後の様子である。 
 
     
 
   チョウジノキの果実 1
   (クローブの果実)

 これ以上肥大しなかった。果肉は硬い状態である。 (9月上旬) 
   チョウジノキの果実 2
   (クローブの果実)
 成熟期を過ぎたのか、表面にしわが生じている。 (9月下旬) 
 その後、果肉が柔らかくなって落果した。果肉にもクローブの香りが少しある。 
    チョウジノキの種子 
    (クローブの種子)
 写真は異なる2面の様子で、種子にもかかわらず、いきなり2個の奇妙な形の子葉と伸び出た幼根らしきものが見られるが、実に個性的である。種皮は果皮をむしり取った際に剥がれたのであろうか。
 
     
 丁子クローブ)は各種香辛料を並べているスーパーや食品店ではごく普通に目にする香料で、一般家庭料理で広く使われているとまではいかないが、次のような使用例が知られている。  
     
 
丁子  カレー、肉料理、ケーキ・クッキーなどの焼き菓子、ウスターソース、ケチャップ、匂い袋 等
丁子油  麻酔作用を利用した歯科治療、鬢付け油(びんつけあぶら)→参照日本刀の錆止め 等
 
     
 実は、以前から承知していたのは、太田胃散丁字が使われていることと、仁丹丁子丁子油が使われていることだけであった。これも丁子がいかに生活に密着しているかのよい例である。

 また、日本では決して一般的ではないが、丁子をたっぷり含んだインドネシア産のタバコは有名で、日本にも輸入されている。インドネシアでの生活経験のある知り合いが愛用していたため、少々試してみたものの、かなり個性的な製品で、とてもなじめなかった。
 
     
 さて、本題の日本刀の錆止めとしての丁子油の件について。日本刀の手入れ方法について記述した著作物では、錆止めとして「丁子油」が使用されてきたことが必ず述べられている。「財団法人日本美術刀剣保存協会」のホームページでも、日本刀の手入れ用品としての油について、「錆を防止するために塗る油で、丁子と呼ばれます。(市販している)」としている。

 手持ちの刃物や大工道具には普段は主としてツバキ油やCRC5-56を使用しているが、日本刀に使用される錆止めとなれば、経験に裏打ちされた最良の錆止め油かもしれないと強い興味を感じていた。ただ、純粋の丁子油は従前からエセンシャルオイル(アロマオイル)として普通に販売されている「クローブオイル」そのものであり、これは精油であるから揮発性の油で、化学合成された気化性防錆剤とも異なるから単体では錆止めにはならないのは明らかである。植物性の油で古くから刃物の錆止めに使用されてきたのは不乾性油で酸化しにくいとされるツバキ油が一般的であったようであるが、これとは全く違うワンランク上の植物系の油が関係しているのだろうか。
 
     
 市販品探訪

 調べてもわからないため、都内の刀剣類を扱う店を4軒ほど訪ねてみた。このうち、刀剣用の油を店頭販売していた3店で購入したのが次の製品である。

 銀座「柴田刀剣」で購入。「柴田謹製」としている。18ccで500円。
 無色透明で無臭である。店で聞いたところ鉱物性(石油系)の防錆油であるとのことで、植物性の油よりもその性質が優れているとのことであった。また、製品の表示は「御刀油」であり、かつて使用した「丁子油」の表示はやめたそうである。


(株)刀剣柴田
東京都中央区銀座5-6-8
 銀座「長州屋」で購入。 「藤代製」とあるように、発売元は「刀剣藤代」である。20ccで1,050円。
 無色透明で無臭である。店で何の油なのかを聞いてみたが、わからないとのことであった。色からしても鉱物性の防錆油と思われる。

株式会社 銀座長州屋
東京都中央区銀座3-10-4
 発売元の「刀剣藤代」で購入。製造元はわからないが、発売元として多くの店に卸しているようである。上で紹介した製品より安くて、20ccで630円。店で上の製品との違いについて聞いてみたが、店員にはわからないようであった。(メールでも購入製品として問い合わせているが、全く返事がない。)
 こちらの製品は薄い黄色で、単に精製度が低いのか、添加剤によるものなのか、色の由来は分からない。指に付けて摺り合わせると上の2製品と少し感触が違う。(決して椿油ではない。→ 後述)
 同店のネット通販の製品説明では、上の製品は「刀剣油最上(無色)」としていて、こちらは「刀剣油丁子(黄色)」としていて、「丁子」の文字を使っているが、香りもなくてその趣旨は不明。

(有)刀剣藤代
東京都千代田区九段南4-6-1-205

 話を聞いたりしている中で、現在販売されている刀剣用錆止め油は鉱物性(石油系)の防錆油が一般的になっているようであることがわかってきた。むしろ鉱物性の方が優れているとする説明もあった。ただし、刀剣油を販売している店であっても、直接製造しているものではないため、製品の組成等詳しい説明ができないのが実態であった。

 さて、それではなぜ現在でも一般的に「丁子油」と呼ぶのか。これは、かつての名前だけが残って、単に習慣的に使用されているというのが実態のようである。次に、「かつての丁子油」が何であったのかが問題となる。この点に関してはいずれの店でもわかりかねるとのことであった。遠い昔のことからか、それとも秘伝の油であったのか・・・・

 そこで、この件に関しては渋谷区代々木の「刀剣博物館」も運営する「財団法人日本美術刀剣保存協会」に照会してみた。
 回答の要旨は次のとおりであった。

 古くから使われた刀剣用の「丁子油」が何であったのかは厳密には確認できない。
 たぶん、ツバキ油の水分を除去したものに、丁子油(ここでは「クローブオイル」を指す。)で香り付けをしていたのではないかと考えている。
 現在でも香り付けされた油が販売されている例も見られる。

ということであった。伝統的な秘伝の防錆油が存在したわけではなさそうである。現在ではCRCを愛用する刀剣愛好家もごく普通にいるようであり、一方香り付けされた油にこだわる人もいるそうである。

 財団法人日本美術刀剣保存協会 刀剣博物館
  東京都渋谷区代々木4丁目25-10


 インターネットの通販でも多くの製品が販売されているのがわかったが、その多くに「丁子油」、「錆止丁子油」、「丁子 御刀油」、「刀剣油(丁子油)」、「無色丁子油」、「黄色丁子油」等の名称が使われている。製品の名称と  説明文の主な事例を整理すると以下のとおりである。

 箱と瓶の表示は「御刀油」で、「丁子油」の名で説明・販売
 箱と瓶の表示は「錆止丁子(油)」「御刀油」で、「丁子油」の名で説明・販売
 瓶の表示は「丁子 御刀油」で、刀剣油(黄色丁子油)の名で説明・販売
 箱の表示は「防錆油 御刀剣油」で、「丁子油」の文字を全く使わないで説明・販売
 
 こういった状況で、「丁子」の文字を使っていない誠実な例も見られるが、多くは惰性で「丁子」の文字を使用しているか、「丁子」の語から来る高級感の錯覚に期待しているのではないだろうか。商品を販売する姿勢として、わかりにくい名称は避けるべきであり、古来の伝統的な仕様でなければ「丁子油」の名称は避けるべきであろう。

 
 ツバキ油と鉱物性防錆油は総合的にどちらが優るか

 この点に関しては定説を聞かないし、客観的な試験データなしでは何ともいえないであろう。そもそも工業的に生産される防錆油は用途により添加剤で調製されているなど非常に種類が多いようであるが、直感的には 錆止め効果の持続性(酸化しにくさ)、浸透性、伸びの良さのいずれも鉱物性防錆油が優っているのではないかと想像する。ただ、個人的にツバキ油を併用しているのは、ツバキ油はCRCのような揮発性の不快臭もなく、食用にもなり(注)、指で油をのばしても手を洗う必要が全くない点が都合がいいからである。また、炭素綱のオピネルナイフをフランスパンやサラミを切るのにも使うことがあるが、錆止めにツバキ油を使っていれば、食べ物に付いても全く問題がないのも都合がいい。このため、ツバキ油は手放せないものになっている。

(注)伊豆の島嶼部ではツバキ油で揚げた天ぷらが食べられるところがあるそうである。ツバキ油は頭髪にも使えるため、食用の製品を缶で購入すれば随分割安である。ただし食用としての制約なのか、一般的な製品の使用期限が3年とされているのに対して、手元の食用の製品(大島 高田製油所製 5合缶)は使用期限を2年としていた。食用の期限を過ぎても頭や錆止めに使用する分には全く支障はない。

有限会社 高田製油所 
  東京都大島町元町1-21-1
 
     
【追記 2008.9】
 
 
   岡山県瀬戸内市の「備前長船刀剣博物館」で、展示している刀剣の手入れ方法について学芸員の方に聞いたところ、以下のとおりであった。

「借り受けして展示しているものは、所有者の意向に沿った方法で手入れしている。保有しているものについては、機能性に優れたシリコンオイルを使用している。」

 備前長船刀剣博物館
   岡山県瀬戸内市長船町長船966
 
 
     
【追記 2013.3】   
 丁子の香る「丁子油」の素性を夢想する

 江戸時代には、刀剣の防錆用のほか様々な薬用として使用されたとされる丁子油であるが、この正体がはっきりしないのはもどかしいことである。「創業寛文年間」を謳う丁子油の元祖的存在の事業者である堺市の「岡村平兵衛」は、現在でも製品のチラシには「一子相伝」としていて、こうした当時からの営業戦略により製品価値を高めていた経緯があって、具体的な製法については明らかにしていない。

 ただし、いくら秘密といっても、その性状を見れば明らかに丁子の香りのする油であり、したがってその由来は植物性の油に外来の技術であった蒸留法で得た精油たる丁子油を混じたものか、植物油に丁子を浸漬し、一定の温度でその成分を溶出させたものかのいずれかであることは明らかである。

 製品を成分分析すれば、現在の製品がこのいずれの手法により製しているかは明らかとなるが、物好きな科学者がいないのは残念なことである。

 そこで、改めてなぜ丁子なのかについてである。薬用としての丁子油は丁子の主として殺菌効果を利用したものと考えられるが、ひょっとすると、この薬用丁子油が丁子の精油成分であるオイゲノールの抗酸化作用によって、単体の植物油よりもはるかに酸化しにくく長持ちすることを経験則で確認し、これを刀剣用のよりすぐれた防錆油として転用したのではないだろうか。また、丁子の香りは製品を格調高いものとして位置付けるのにも好都合であったはずである。そして刀剣用となれば、本体の植物油は典型的な不乾性油たる椿油以外は考えられない。
 
 
   香る錆止め油としての「丁子油」の例

 製品としては多くないが、丁子の香る「丁子油」の名の製品は存在する。以下はその事例である。 
 
     
 
 丁子油 泉州佐野山本安謹製

 製品の素性が丁子精油及び純椿油に拠ることを明示している希少な事例である。混合比は1:9としている模様である。もちろん刀剣用を念頭に置いた製品である。丁子の精油に由来する高い香りが漂う。
 成分からすれば、手に付けても、舐めても大丈夫であるのは都合がよい。

 「山本安」の名は油商「山本安右衛門」の屋号とされる。

 エッセンシャルオイル用のドロッパー付き茶色遮光瓶入となっている。

   
 
     
 
 刀剣拭用 丁子油 岡村平兵衛製  
 10cc 1,500円  

 「創業寛文年間」と表示していて、江戸時代に丁子油を製していた事業者の最古参とされる。

 製法は明らかにされていないが、丁子の精油を使用した上の製品よりも香りがややおとなしく、印象としては揮発性の成分の存在が弱めである。

 可能性として、丁子を椿油に漬け込んで成分抽出した「抽出油」であるように感じる。

 瓶は普通の広口瓶である。

岡村平兵衛  10cc 1,500円
大阪府堺市津久野町2丁9-9
(扱い)銀座泰文堂

 
     
   岡村平兵衛の丁子油を扱っていた銀座泰文堂(東京都中央区銀座4-3-11)では、香る丁子油と鉱物性の防錆油の両方を扱っている。店内は格調高く、ぐるり刀剣がギャラリー風に美しく展示されている。実はそれよりも上品できれいなおねーさんが対応してくれるのがうれしい店であった。  
     
   なお、岡村平兵衛のカタカナ書きの製品チラシの内容が面白いので、以下に紹介する。    
     
 
     刀剣拭用 丁子油 並ニ 御打粉 (岡村平兵衛製品チラシより)

 用法

 一 手ヲ洗ヒ清メ塩気ヲ去リ丁子油ヲ母子及人差シ指ニ着ケ(或ハ鹿皮、奉書紙、脱脂綿ニツケ)鎺元ヨリ切先ニ至ルマデ刀椽ハ勿論表裏トモ充分其油脂ニテ拭ヒ奉書紙ノ能々揉ミタルヲ以テ其油ヲ充分拭ヒ去リ然ル後打粉ヲ軽ク打チ又其粉ヲ完全ニ拭ヒ取ルコト三四回而シテ後精シク点検スベシ点検ヲ終ラバ再ビ丁子油ヲ初ノ如ク薄ク塗リテ鞘ニ納ムベシカクスル事月ニ一回怠ル事ナカレ但シ手入済ノ刀ハ始メニ油ヲ塗ルノ要ナシ
 
 一 刀身ノ水気塩気血液等ニ触レシ時ハ直チニ丁子油ト打粉ヲ以テ手入スベシ 
 
 効能

 一 丁子油ト打粉トヲ以テ手入ニ注意アラバ幾百年ヲ経過ストモ毛頭錆ヲ生ズルノ憂ヒナク地刃トモ冴ヘ渡リ一見戦々競々タリ地金ハ実ニ深渕ニ臨ムガ如キ心地ノ思ヲ生ズ
焼刃ハ降リツム雪ノ如ク輝沸ハ暗夜ノ群星ノ如シ匂ヒハ朝日ニ輝ク峰ノ山桜ノ如クナルベキ特効アリ若シ少々ノ錆アル刀モ此ノ丁子油ヲ用ユレバ腐蝕ヲ止メ切味ヲ不変ニ保存スル効力アリ
 
 一 此丁子油ヲ皮膚ニ能々摩擦ナサバ雪中ニテモ尚凍傷ノ憂ナク且ツ外部ヨリ来ル諸毒ヲ防グノ大効アリ
 一 此油ヲ塗リテ履カバ靴摺等ノ憂ナシ 

                                 創業寛文年間 岡村平兵衛 謹製
                                 堺市西区津久野町二丁九番九号
 
     
   日本刀の刀身そのものに関しては古くから科学的な分析の歴史があっても、丁子油に関しては、その性能、特性の有無等に対する科学的なアプローチの例は聞いたことがない。既に刀剣用錆止め油の主流が普通の鉱物系の油となっており、科学者の関心が向かないままに丁子油が絶滅危惧種になってしまった感があるのは残念なことである。是非と科学的な知見が提供されることを祈りたい。   
     
  <参考 1:鉱物油とツバキ油の識別法>

 ツバキ油はオリーブ油と同様に、気温が低い状態が続くと白濁して固化(凝固)する性質があり、普通の温度でまた元に戻る。このため、手っ取り早く両者のいずれなのかを念のために確認したい場合は、冷凍庫に放り込めば一目瞭然である。

 ちなみに、例示した最初の刀剣油は3品とも冷凍庫に入れたところ、粘度がやや高まる程度であったが、丁子油の2品はいずれも冷凍庫で見事に凝固した。

(注)市販の一般的な刃物用錆止め油の中には、鉱物油と椿油の混合タイプのものも存在する。 
 
     
  <参考 2:精油としての丁子油(クローブオイル)

 クローブオイル(Clove oil クローブ油)は、元々はチョウジノキ(チョウジとも)の蕾(つぼみ)が緑から黄を経て紅色になったところに採取・乾燥したもの(すなわち丁子)を水蒸気蒸留して得た油(主成分はオイゲノール)とされる(世界有用植物事典)が、加えて花蕾を採った後の花茎を原料とするものや、葉を原料とするものが存在し、それぞれバッドオイル bud oil 、ステムオイルstem oil 、リーフオイル leaf oil の名がある。

 日本薬局方解説書には次のようにある。

 「現在工業的に生産されるチョウジ油は葉及び花茎から得た精油が大部分を占めているので、日本薬局方の「チョウジ油(丁子油)」の基原にこれらも含めている。しかし、香味はバッドオイル の方が良い。
 チョウジ油は局所麻酔性と弱い鎮痛性がある。口腔内殺菌剤として、ことに虫歯の局所麻酔又は鎮通用に滴剤として用いられる。また芳香性健胃薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする。」    
 
     
  【追記 2018.2】 チョウジノキの芽生えの様子  
   奇妙な形のチョウジノキの種子の芽生えを観察することができた。以下のとおりである。   
     
 
   チョウジノキの種子
 種子は無胚乳種子である。
  チョウジノキの芽生え 1 
 肉厚の子葉を地上に持ち上げる。
 チョウジノキの芽生え 2-1 
 ダイズなどの芽生えのように子葉を大きく開くことはない。
     
 チョウジノキの芽生え 2-2
 
最初の対生の葉は鱗片状である。 
   チョウジノキの芽生え 3
 2番目の対生の葉は本葉風である。
  チョウジノキの芽生え 4 
 3番目の対生の葉を出し始めた様子である。
 
     
   チョウジノキが室内の観葉植物としてどの程度需要があるのかは知らないが、実生苗が非常に高い価格で販売されている。