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街の鉄蓋
  都会の道路はマンホールの蓋や小蓋だらけだ!
  その5 水道の鉄蓋


 電気、ガス、水道は各住戸にメーターがあって、このうち電気とガスは毎月の料金がとんでもなく高く、請求予定金額の紙切れが投げ込まれるたびに腹が立つ。いずれも悪徳事業者が独占体制で好き勝手をしてきた暗黒の歴史がある。それに対して、水道料金は電気、ガスのような法外な料金となっていない点は幸いである。
 さて、街中の水道関係の鉄蓋といえば、住戸と歩道の間にほとんど目に入らないほど小さな仕切弁の蓋、歩道の制水弁の蓋や角型の地味な量水器の蓋があるのに気づく程度で、全く存在感がない。さらに歩道ではしばしば意味不明の大型の丸蓋や角型蓋も見るがほとんどの人は訳がわからないままである。その他は黄色の隈取りのある消火栓や防火水槽の蓋があって、これは見てのとおりで、悩むことはない。いずれにしても、種類はそれほど多くはないが、個々の蓋の中身の機能をある程度理解しないとイライラが高じてしまう。 【2021.5】 


 
         警視庁・防火栓角型鉄蓋(右書き)
 この蓋は水道系の中では人気が高いようである。現在は周囲が御影石の歩道となっていたが、かつては例によって立派な石縁で囲まれていたものと思われる。「マンホールのふた(林丈二)」によれば、これと同じものを「大手町二丁目から有楽町一丁目にかけて12枚確認している。」としているが、たぶん既に大きく減らしていると思われる。地紋は菱格子の古典的、素朴なものであっても、2個の立体的な旭日章がやや擦れたおかげで輝きを放ち、格調を高めている。 
 
         警視庁・防火栓角型鉄蓋(中央部分)
 警視庁の旭日章が付いているのは、東京消防庁が警視庁から分離する前の時代のものによるものであるが、権力の象徴たる旭日章の威力は絶大である。本来的には紋章がこんなに出っ張っていたら、当時でも年寄りが蹴躓く恐れがあったと思われるが、仮に駐在に文句を言えばきっと「本官に言いたいことがあるのなら、警視庁に出頭しろ!」とどやしつけられたにに違いない。
 
             警視庁・防火栓角型鉄蓋 その2(右書き)
この蓋では、先の蓋では個性を主張していた旭日章が平らになっている。急に重々しさが失せてしまった。旭日章とはいえ、さすがに人が歩くところに出っ張りを作ることには問題があると認識したのかも知れない。 
 
     
  ■ 防火栓と消火栓、防火水槽と消火水槽

 ここで防火栓が登場したが、現在は消火栓の表示が一般的である。フツー感覚では防火消火は字義どおりで意味が違うが、かつては防火栓と呼んでいたようである。ひょっとすると、木造家屋は消火など困難であるから、消火よりも延焼防止の防火に重点があったのかもしれない。

 さらにふと気になったが、街中の路上に防火水槽防火貯水槽の蓋はあっても消火水槽の蓋は存在しない。感覚的には消火水槽の名前の方がしっくりくる。一方、消火用補給水槽はビルの屋上には存在するようである。よくよく考えると、やはり「防火」の語の使い方には違和感がある。
  
 
 
消防  辞書によれば、消火と防火消防士 とある。は慣用的な呼称である。 
消火  火を消すこと。特に、火災を消すこと。 
防火  火災を防ぐこと。また、延焼をくい止めること。 
消火栓  消火用の水を水道管から取り出すために設けられた水栓で、公設栓のほか、私設栓がある。
→ 路上にあり、語としてはすんなり受け止められる。 
防火栓  古い蓋が路上にあり、消火栓に対する古い時代の呼称である。
→ 理屈を言えば、防火の語を使うのはなじまない。  
防火水槽  貯水設備のことで、消火栓による消火活動の補助や災害時に消火栓が利用できなくなった場合に利用される。
→ 公園や路上にあるが、理屈を言えば「消火水槽」の語がふさわしい。  
消火用補給水槽  一定規模以上の建築物において必要とされる消防設備の消防用配管、ポンプ内に常時水を満たしておくため、屋上等に設置する補給水槽。これにより、火災時には速やかな放水が可能となる。
 
     
 
    水道局・水道人孔室鉄蓋 
 いきなりの難題である。「人孔室」は単に「マンホール室」の意で、何なのかさっぱりわからないから不満であるが、事業関係者のための表記であるから仕方がない。基本的に水道の蓋は何らかのバルブが収まっているはずである。
    水道局・水道給水弁鉄小蓋
 一見ありふれた鉄小蓋であるが、これも分かりにくい。一般用語で「給水栓」とは給水管の末端の栓、すなわち「蛇口」のことである。しかし、水道局では給水管の大口径の弁筺(べんきょう)の蓋に「水道制水弁」と表示しているという。
   
     給水弁鉄小蓋(汎用品)
 汎用品の給水弁にもいろいろな仕様(規格)があるようである。一般的には給水管に設置された止水弁を意味する。 
     水道局・仕切弁鉄小蓋
 仕切弁は、水道使用中止及び給水装置の修理を行う際に止水するため、給水管の途中又はメータに連結して設けられている(東京都)という。この蓋は歩道の脇の私有地内にガスのK印の小蓋と並んで設置されている風景を普通に見る。  
   
     仕切弁(汎用品)鉄小蓋
 マークは明らかに「水」の字に由来するものであるが、メーカーにより変異がある。仕切弁蓋は水道局版汎用品を同じくらい目にする。 
  水道局・制水弇(せいすいえん)(右書き)
 「弇」の文字が使われている経緯は不明ながら、「制水弇」「制水弁」と同義として使用されている。 
   
  制水弇(せいすいえん)鉄小蓋
 ガスの鉄小蓋と同じ古典的な菱格子模様のものも見られる。 
  制水弇(せいすいえん)鉄小蓋
 左の蓋と同じメーカーの製品と思われるが、文字、模様がわずかに異なっている。
 
  水道局・制水弇(せいすいえん)鉄小蓋
 左書きであるが、水道局がこの蓋でもまだ「制水弇」の表記を採用している。  
    水道局・制水弁鉄小蓋
 これは「制水弁」となっている。配水管に設置されたバルブであるが、現在では「水道制水弁」(後出)と表示している。 
   
■ 東京都水道局による仕切弁、制水弁、止水栓(水止栓)の呼び分け 

 都水道局の鉄蓋として、仕切弁制水弁の蓋が多数見られる。さらに古いものとして水止栓(止水栓)があり、いずれもただの開閉バルブであろうが、都水道局としてどんな区分をしているのかを知りたいところである。

 見た目には仕切弁蓋は小さな鉄小蓋で、各住戸の敷地にへばり付くように存在しており、一方制水弁蓋は大小の幅があって、歩道上に普通に存在してる。

 調べてみると、おおよそ各戸の敷地内の給水管の開閉バルブを仕切弁、道路に埋設された配水管(本管)の開閉バルブを制水弁と呼んでいるものと思われる。

 仕切弁については都紋章のある水道局のものと汎用品の両方が普通に見られた。仕切弁は利用者の立場で言えば、いわゆる「元栓」という理解でよいと思われる。一方、制水弁はほとんどが都紋章のある水道局のものであった。
 
  次に止水栓であるが、水道局の仕様書では止水栓は広い意味の開閉バルブの名称として捉えていて、仕切弁も止水栓の一種として整理しているようである。水道局の古い止水栓を道端でしばしば見るが、あくまで止水栓は利用者が敷地内の配水管に必要により設置するものとされ、(詳細の経緯は不明であるが)道端では新しい蓋は目にしない。

 なお、水道事業者により、また時代により呼称が異なることもあり、さらに、バルブメーカーによっても呼称体系が異なることは普通にあるようである。このため、素人が鉄蓋の表記のみからその呼称を採用しているそれぞれの整理体系をキッチリ理解するのは容易ではない。

 ついでながら、小型の各種バルブが収まった鉄製の保護容器全体は「弁筺(べんきょう)」と呼んでいるが、水道局では読みやすいように「弁きょう」と表記している。そのうち蓋の部分は「弁筺蓋(べんきょうがい)」となるが、水道局ではわかりやすいように単に「ふた」と呼んでいる。「筺」の訓読みは「かご、かたみ」である。
   
  制水弇(せいすいえん)角型鉄蓋
 2枚組の都紋章ベースの小紋(以下「都小紋」と呼ぶ。)の角型鉄蓋である。 
  制水弇(せいすいえん)角型鉄蓋
 同じく2枚組の都小紋(仮称)の角型鉄蓋であるが、左のものより大型である。    
   
   水道局・水道制水弁鉄小蓋
 六角形の鉄枠がユニークで、路地裏でしばしば目にする。。 
   水道局・水道制水弁鉄小蓋
 一般的な制水弁鉄蓋で、次のものと併せて、歩道では普通に見かける。水道局の配水管に設置されたバルブである。 
   
   水道局・水道制水弁鉄小蓋 
 前出の蓋とほぼ同様の仕様であるが、鍵穴に後付けで手が加わっている。
   水道局・水道制水弁鉄小蓋
 鍵穴を中心に配したデザインで、意味不明のSの文字がある。 
   
    水道局・制水弁鉄小蓋
 おなじみの制水弁鉄小蓋 
    制水弁(汎用品)鉄小蓋
 制水弁の蓋は、通常水道局のものが歩道上で 見られるが、写真のものは私有地側で見られた。汎用品の制水弁蓋は、たぶん少ないと思われる。 
   
  水道局・水道制水弁鉄蓋(中型)
 
     水道局・震対制水弁鉄小蓋
 地震で配水管の各施設に被害が生じることがあることから、これは耐震性能のある制水弁と思われる。 
   
   水道局・水道制水弁鉄蓋
  
  水道局・制水弁鉄小蓋(浅150)
 数字は管の口径区分と思われる。
   
  水道局・制水弁鉄小蓋(浅250) 
  水道局・水道制水弁角型鉄蓋(小型)
 水道局の定番デザイン(菱格子模様)の鉄蓋で、このパターンは数多く見る。 
   
   水道局・水道制水弁角型鉄蓋
 
   水道局・水道制水弁角型鉄蓋
 2枚組菱格子模様の鉄蓋である。 
   
  水道局・水止栓鉄小蓋(右書き)
 別に「止水栓」とした水道局の古い蓋が存在するが、昭和初期頃までは「水止栓」と呼んだという。 
  水道局・止水栓鉄小蓋(右書き)
 これは「止水栓」となっている。水道局の左書きの「止水栓」の蓋も存在するらしい。利用者が給水管の途中に設置し、給水装置の制水に使用するバルブ。
   
     止水弁鉄小蓋(汎用品)
 伊藤鉄工の汎用品で、「止水弁」としている。 
    止水弁鉄小蓋(汎用品)
 これも伊藤鉄工の製品の仲間たちである。 
   
   止水弁鉄小蓋(汎用品)
 汎用品の表示は自由で、これは「止水弁」である。 
 バルブボックス VALVE BOX の文字もある。 
   止水弁鉄小蓋(汎用品)
 左の鉄蓋とほぼ同様であるが、わずかに仕様が違っている。 
   
   止水弁鉄蓋(汎用品)
 これも「止水弁」表示である。 
   止水栓鉄蓋(汎用品・区立公園内)
 伊藤鉄工の汎用品で、呼称は「止水栓」である。
 蓋が大きいということは、この位置の給水管の管路径と弁箱が大きいということか? 
   
   バルブ鉄小蓋(汎用品)
 単に「バルブ」と書いていて、何とも自由度の高い弁筺蓋の表記である。 
   水道局・水道排水栓鉄蓋
 管路工事後の通水時における管内洗浄水の排除や維持管理に必要な管内清掃時の排水のために設置される排水設備で、捨て水が可能な地点に設置されるという。  
   
   水道局・水道排水室鉄蓋
 「排水弁」ではなく「排水室」と表記しているのはなーんでか?字義のとおり受け止めれば排水弁が入ったボックスに視点を置いている。詳細は未確認。 
   水道局・水道排水室鉄蓋
  3個の把手、ボルト付きの排水室蓋である。
 ボルト止めになっているということは、室内の圧が高まることがあるのであろうか。
   
 
   水道局・水道泥吐室(どろばきしつ)
 管路内の清掃、停滞水を排除する等の目的で設置するもの。 
   排氣弇(はいきえん)(右書き)
 後出の空気弁と同義と思われる。模様は都小紋である。
   
  排氣弇(はいきえん)(右書き)方形鉄蓋 
 これは小型である。
  排氣弇(はいきえん)(右書き)方形鉄蓋
 これは菱格子模様である。
   
    空氣弇(くうきえん)角型鉄蓋
 後出の空気弁と同義と思われる。 
   水道局・水道空気弁方形鉄蓋(小型)
 目にするものの形状は以下の通りいろいろである。 
   
  水道局・水道空気弁角型鉄蓋(大型)
 管路内の水の通道を確保するために中の空気を抜く(排気)役割と、管から水を抜く際には吸気の役割がある。  
  水道局・水道空気弁角型鉄蓋(中型)
 
空気溜りが生じやすい管路の凸部等に設置される設備で、多くの橋の片側に設置されているのを目にする。 
   
  水道局・水道空気弁角型鉄蓋(小型)
 
   水道局・水道空気弁鉄蓋
 
   
   水道局・空気弁(化粧蓋) 
 角型のタイル用化粧蓋の例である。
     水道・「災」鉄蓋(汎用品) 
 単独設置で水道系であるから、災害用トイレではない。地下式の災害時給水栓であろうか。
   
 
    防火水道鉄小蓋(右書き) 
 これはなかなか渋い存在で、鉄の小さなサイコロが埋まっているようにしか見えない。防火目的の慎ましやかな水道栓のようである。
   消防庁防火栓角型鉄蓋(消防章付き)
 冒頭の鉄蓋と較べると、旭日章から消防章に変わっているが、この時点でもまだ頑なに消火栓ではなくて防火栓としている。のちの消火栓への改称は正しい選択である。
   
   目黒町?消火栓(右書き)
 林試の森で見られるもので、この地では国の旧林業試験場の前身組織が明治33年に目黒村と平塚村にまたいで設置されている。この蓋は後年の目黒町時代のものであろうか?   
  目黒町?消火栓(中央の紋章部分)
 蓋の中央にある六角形の紋章(徽章)は現在の目黒区紋章そのものであるが、目黒村時代のものを引き継いだとされ、あまりにも昔のことで目黒区でもこの紋章の確たる由来を講釈できないようである。 
   
     水道局・消火栓角型鉄蓋 
 かわいい坊やの消防隊員は微笑ましい。
 目立つことが必要な鉄蓋である。
    水道局・消火栓丸形鉄蓋
 日本各地で目立つことを念頭にしたいろいろなバリエーションがある。 
   
    水道局・水道消火栓角型鉄蓋
 古典的な模様の消火栓鉄蓋である。 
 水道局・水道消火栓・区画量水器角型鉄蓋
  「消火栓」の文字より「区画量水器」の文字の方が大きい。平たく言えば水道メータで、消火栓機能を併せ持つものらしい。
   
   水道局・水道消火栓鉄蓋
 蓋自体に黄色系の縁取りをした消火栓鉄蓋である。
   東京消防庁・防火水槽鉄蓋
 東京消防庁の消防章入りの防火水槽鉄蓋である。
 蓋の周りの舗装面に黄色のペンキを塗っている。都立公園内に設置されていたものである。 
   
   防火水槽(私設・汎用品)
 前出の鉄蓋と同じ仕様であるが、紋と文字が入っていないから、私設用汎用品バージョンであろう。 
    消防章付き庁・防火貯水槽
 消防章の中心の円が広く、文字入れ部分も空白であるから、汎用品の基本形であろう。大きなビルの前にあり、補助金を交付された私設水槽と思われる。
 消防章が大きいから、ゴージャスに見える。
   
   東京消防庁・防火水槽鉄蓋 
 消防章入りの東京消防庁の防火水槽である。
   品川区・防火貯水槽鉄蓋
 区立公園内で見かけたもので、区が設置した防火貯水槽である。 
   
    東京電力・送水口角型鉄蓋
 何の消火を目的としたものは見渡しても不明。 
    東京電力・送水口角型鉄蓋
 こちらも存在理由がわからない。 
   
 東京電力・水噴霧防災装置・消防隊送水口
 水噴霧防火装置(水噴霧消火設備とも)は、トンネルや地下駐車場などでの特に延焼・出火防止を目的に、水を噴霧状に放射する設備に水を供給するための送水口である。写真の設備が東京電力の施設用なのかは不明。 
 営団地下鉄・隧道内消防用連結送水管送水口
 旧帝都高速度交通営団の隧道内の消防用の水を供給するための送水口である。
   
    散水栓角型鉄蓋(汎用品)
 店舗、事務所の前にはステンレスの蓋をよく見る。
 これは伊藤鉄工の製品である。中にはただの蛇口が入っているはずである 
  散水栓角型鉄蓋(耐圧・汎用品) 
 「耐圧」とは、たぶん上からの荷重に強いことを指しているものと思われる。
   
  水道局・水道メータ角型蓋・13mm
 流れた水の総量を計測し、料金算定の基礎とする。
 水道メータ角型鉄蓋・20/25mm(汎用品)
   
 水道局・水道メータ角型鉄蓋・30/40mm    水道メータ角型鉄蓋50mm(汎用品) 
   
        水道局・量水器角型鉄蓋(石縁付き)
 量水器の文字が右書きではないのが不思議なくらいに歴史を感じさせる仕様の重厚感漂う石縁付きの鉄蓋である。日比谷公園の大噴水の脇で見られたものである。 
 
         水道局・量水器角型鉄蓋
 一般的には水道メータ水道量水器は同義であるが、水道局では細い管のものを水道メータ、太い管のものを量水器と呼んでいるのであろうか? 
 
         量水器角型鉄蓋(汎用品)
 汎用品でも大型のものは量水器と表示している。 
   
   電電公社・量水器角型鉄蓋
 電電公社マークが付いた量水器である。かつて公社の出先機関があった時代の痕跡なのであろう。縞鋼板製の心配になるほどの安っぽい鉄板蓋で、字も手書き風で下手くそである。 
    水道局・水道流量計鉄蓋
 流量計は単位時間当たりの水量を計るものとされるから、管理上の流量監視のための施設と言うことか。
 先の排水室のようにボルト止めとなっているが、その理由は不明。  
 
     
  【関連参考】 大型ビルの埋込型の送水口と採水口の例   
 
 ズラリ並んだ送水口採水口は壮観で、結合金具の保護キャップがキラキラと輝いて美しい。本当をいうと個人的には真鍮の製品の方が好きであるが、残念ながら多くはステンレス製が占めている。 
 
     
   大型ビルで見られる普通の風景で、消防用の送・採水口がにぎやかに整備されている。おおよその役割を学習することにした。壁に赤字で表記されている文字は左から次のとおりである。   
     
 
送水口  連結送水管用  消防ポンプ車から加圧された消火用水をこの送水口から各階の放水口へ送水する。 
スプリンクラー用送水口    低層用  スプリンクラーヘッドが作動して消火水槽が空になった後は消防隊が
この送水口から消火水を供給し、スプリンクラーヘッドからの放水を継続する。 
中層用 
高層用 
採水口  消防隊専用  採水口は水源(防火水槽など)に繋がっていて、採水口から吸水して消火活動を行う。一般の水源に制約があっても、採水口があれば円滑に給水ができる。 
管理用電話  - 
消防隊専用無線機接続端子  -