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街の鉄蓋
 都会の道路はマンホールの蓋や小蓋だらけだ!
 【番外編】 公園の鉄蓋でケーススタディ しながわ区民公園の巻


 先に都立公園としての日比谷公園の鉄蓋を探索してみたが、次は区立公園としての「品川区民公園」の鉄蓋も探索してみることにした。この公園は改修工事が進行していることから、古い鉄蓋と新しい鉄蓋が混在しているのを確認したため、参考となりそうである。 【2021.3】


   この公園の鉄蓋の構成は、大きくは都立日比谷公園と同様で、雨水や汚水の枡かマンホールの蓋(どちらなのかは見ただけではわからない。)、水道関係の小型鉄蓋、電気ケーブルのハンドホール鉄蓋が主体で、特段のときめく素材との出会いはなかったが、一部の鉄蓋に手作業による変造の痕跡が見られたのは唯一の収穫であった。   
     
 
   しながわ区民公園のペンギンたち
 この公園はしながわ水族館と連続しているため、あちこちにペンギンがたたずんでいる。
   都紋章東京市型地紋の鉄蓋
 おなじみの謎の多い鉄蓋で、東京市型地紋の中央に東京都紋章がある。都・区公園鉄蓋、都営住宅鉄蓋、都道路部局人孔鉄蓋として目にした。
   
  都紋章を削り取った変造鉄蓋 1
 
旧下水道局マークの中心にある都紋章の6本のトゲが削り取られている。下水道局の蓋の使い回しであるが、これが下水道局管理の蓋ではないことを示したい気持ちは十分伝わってくる。
   同左中央部分
 削り取りがそそっかしいため、トゲの基部がちゃんと残っている。さらによく見ると、「下」の文字の右側の点も削り残しはあるが、ほぼ落としている。 
   
   都紋章を削り取った変造鉄蓋 2
 この蓋では、割合きれいに削り落としている。
   都紋章を削り取った変造鉄蓋 3 
 このふたでも同様であるが、ベースとなる東京市型地紋の最内輪の線が太い。ロットの違いによる変異か?
   
  無傷の旧下水道局のマークの鉄蓋
 
この蓋はなぜか下水道局の鉄蓋そのものの姿であり、公園内では本来あり得ない鉄蓋で、削り落とすのが面倒になったのか? 
 旧下水道局マークが削り取られた変造鉄蓋
 これは前出の変造蓋とは違い、旧下水道局マークの外輪を残して内側をすべて削り落としている。やや凸凹が残っているから、当初からののっぺらぼう版ではないと思われる。 
   
  公園のひとつの出入り口の風景
 本公園の出入り口のひとつで見た風景である。なぜか公園の敷地内に都下水道局のサクラマーク鉄筋コンクリート汚水人孔蓋侵入している。園外の赤矢印の蓋は下水道局の合流人孔鉄蓋である。 
  同左公園内の下水道局のマンホール蓋
 同左の汚水人孔蓋の様子である。ネット上の下水道台帳を見て真相が判明した。何と、下水道局の汚水支線が公園を完全に横断していたのである。園外に見えた合流蓋は別の系統の合流支線の鉄蓋であった。 
   
   石積み模様汚水鉄蓋
 長谷川鉄工所のよく見る製品である。 
   小型汚水鉄蓋
 
   
   
   組亀甲模様の雨水枡鉄蓋
 毘沙門亀甲模様の長島鋳物の製品である。 
   組亀甲模様の汚水枡鉄蓋
 左の汚水枡版である。 
   
   凹型亀甲模様の雨水枡鉄蓋
 この亀甲模様は東京ガスの鉄蓋と同じ印象である。 
   凹型亀甲模様の汚水枡鉄蓋
 左の汚水枡版である。 
   
      小型鉄蓋 
 枡と思われるが、種別はさっぱりわからない。
    石積み模様鉄蓋
 カネソウの製品である。種別の記載のないものは基本的に枡鉄蓋であろう。 
   
   二本寄四ツ目編み模様鉄蓋
 オオタケファンドリーの製品である。 
     方形鉄板蓋
 
   
  下水道局サクラマークポンプ室鉄蓋
 本当に下水道局の管理下にあるものなのかは未確認である。凸型亀甲模様である。 
  下水道局サクラマーク・ポンプ室関連か?
 12連式の大がかりな鉄蓋である。 
   
      雨水枡格子鉄蓋
 
      品川区公共基準点
 
   
   水道止水弁鉄小蓋 
 伊藤鉄工の製品である。
   石積み模様水道散水栓
 長谷川鉄工所の製品である。 
   
      電気設備鉄蓋
 電気設備鉄蓋(電気鉄蓋)のうち、特に丸の中に「電」の文字のあるもは、以下「丸電鉄蓋」と呼ぶ。
 微細滑り止め仕様の丸電鉄蓋で、下に伊藤鉄工のロゴがあり、上に北関東工業のロゴがある。
 
    格子模様丸電鉄蓋
 一中(いっちゅう)の製品である。 
   
   微細滑り止め模様電気鉄蓋
 会社ロゴがなく、滑り止めの機能を優先したクールな仕様と見える。 
      同左文字部分 
 非常に小さな刻印がある。
   
   菱小紋丸電鉄蓋
 メーカーが記されていないが、これもよく目にする鉄蓋である。 
    微細滑り止め模様丸電鉄蓋
 福西鋳物の製品である。
   
   網代編み模様丸電鉄蓋
 これも福西鋳物の製品で、PATENT(特許)の表示があるが、詳細は不明。 
   鱗模様丸電鉄蓋
 メーカーが記されていないが、路上でよく目にする製品である。 
 
     
   電気設備鉄蓋(電気鉄蓋)は、別項で日比谷公園のものも整理したが、様々なメーカーのものが見られる。お役所として、調達先を意識して広げているのかも知れない。

 電気鉄蓋は公園内に限らず、他の都の施設付近や歩道、交差点でも目にするが、これらは別項で採り上げる。