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ネットフェンスを覆ったヘクソカズラ
ヘクソカズラはネットフェンスが大好きである。
アカネ科ヘクソカズラ属の多年草 Paederia scandens |
同左部分
一生懸命に花をつけているせいか、とりあえずは退治されていないようである。 |
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花盛りのヘクソカズラ
豊かに花をつけている様子で、それなりに美しい。 |
丸いタイプの葉をつけたヘクソカズラ
葉の形は幅広い変異が見られ、これは丸いタイプである。この風景はほとんど園芸植物のようである。 |
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細長いタイプの葉をつけたヘクソカズラ 1
このタイプはヤマノイモの葉に似ている。 |
細長いタイプの葉をつけたヘクソカズラ 2
街中のごく普通の風景である。これはさらに細い葉である。なお、若い葉は細いのがふつうである。 |
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ヘクソカズラの花と果実
花と成熟前の緑色の果実が同居している状態である。。 |
ヘクソカズラの成熟果実
成熟果実はオレンジ色で美しい。この果実の汁は民間療法として、ひび、あかぎれ、しもやけに利用されたという。 |
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ヘクソカズラの花冠
花冠は5裂し、屈曲した2本の花柱が花冠からのぞいている。花筒内側の腺毛は蜜を盗むだけのアリの進入を阻止するためのものとする見方がある。 |
ヘクソカズラの花柱と腺毛 1
身近なもので確認したところ、花筒内部はしばしば小さな赤いアリの巣窟となっていた。小型のアリには腺毛は機能していないのであろうか。 |
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ヘクソカズラの花柱と腺毛 2
腺毛はまるで食虫植物の腺毛を思わせるような形態である。実は、こうしてみると非常に小さい複数の種の虫が内部で多数動き回っていた。 |
ヘクソカズラの花柱と腺毛 3
花柱は短く細かい毛に覆われている。柱頭部の区別はよくわからない。 |
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ヘクソカズラの花冠内部の様子
花冠を切って展開した状態である。途中で2裂した長い花柱と雄しべが確認できる。花柱の上方が複雑に屈曲し、雄しべは上下2段に2個ずつついている。写真の色の再現性が悪いが、花筒の内側は美しい紅紫色で、全体が多数の腺毛に覆われている。 |
ヘクソカズラの花冠の外面の様子
左の写真で一部が見えるとおり、花冠の外面は白く見えるが、拡大して見ると意外や透明の球状の細胞が複数連鎖したものと思われる毛に覆われている。これを指して「粉末状柔毛」としている例(中国植物誌)があり、また「灰白色のビロード状の毛が密生する。」としている例(植物観察事典)を見るが、いまひとつ実態にマッチしていない。。 |
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ヘクソカズラの花冠の毛の様子 1
横から見た状態で、確かに球体の連鎖構造であることが確認できる。 |
ヘクソカズラの花冠の毛の様子 2
こうした形態が何のメリットがあるのかは確認できない。 |