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ハイビャクシン 這柏槙 ヒノキ科ビャクシン属の常緑低木
別名:ソナレ、イワダレネズ、ハイビャクシ
Juniperus chinensis var. procumbens Endlicher
Juniperus procumbens Siebold
Sabina pacifica Nakai
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庭園に植える地を這う常緑低木。幹は地をはい、広く地をおおう。葉はほとんど針状、まれに鱗片状。針状葉は長さ6−8mm、刺状に尖る。上面に2列の気孔線がある。分布は九州(対馬)といわれる。【保育社原色日本植物図鑑】
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壱岐や対馬などの海岸に生える常緑樹。葉は普通三輪生、老木ではまれに鱗片葉になる。雌雄異株、まれに同株。【新版北海道樹木図鑑】
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灌木、匍匐性、通常雌雄異株、高0.6m、主幹を認めず枝は横走し枝端上向す。樹冠は帯白青緑色に見える。葉は大多数針葉であるが老成すると鱗葉を生じ枝は平行に斜上する。針葉は3片輪生、上面に2条の白色気孔線あり帯白青緑色、下面は帯青緑色、長0.5〜0.8mm。1862年アメリカに入る。同地では
Sonare ソナレ と呼ばれ庭樹に重用されている。【樹木大図説】
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壱岐市勝本町の「勝本のハイビャクシン群落」は長崎県指定の天然記念物となっている。
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壱岐市勝本町辰の島の「辰の島海浜植物群落」は、特にハイビャクシンの群落として類例の少ないものとして、国指定の天然記念物となっている。なお、辰の島は国定公園の特別保護地区に指定されている。
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自生地では「イワダレ」とする表示があるようである。
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「ソナレ」は磯馴れの意味で磯にはえて海風に従って丈低く育っていることを指す。【牧野新日本植物図鑑】
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「磯馴れ」の原型は「石馴れ」と思われ、とするとソナレとは必ずしも浜辺に限定されず、岩石の多い地に草や木が風になびいて傾いて生えている姿を表現していることになる。【中村浩:
植物名の由来】 |
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ミヤマビャクシン 深山柏槙 ヒノキ科ビャクシン属の常緑低木。
Juniperus chinensis var. sargentii Henry
Sabina Sargentii Miyabe et Tatewaki
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灌木、高0.6m、枝張径3〜4m、幹枝は少しく匍匐し屈曲するがハイビャクシンのごとく平伏しない。枝は斜め上、上向して開張す。葉は両型あり、幼木は針葉、老木又は果枝上では鱗葉。【樹木大図説】
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北海道から九州ほか、高山や海岸の岸壁や礫地生える常緑低木。幹は地に伏して屈曲し、斜上するする多くの枝を分つが高さは50センチに達しない。葉に2型がある。若木や長く伸びる枝には針状葉がつき、針状葉は3輪生し、次の輪と互生し、6列、茎から離生する部分は長さ4−5mm、先は刺状に尖る。小枝には鱗片葉がつく。鱗片葉は十字対生し茎につき、菱形、鈍頭、無毛、外面中央に凹みがある。【保育社原色日本植物図鑑】
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若いうちは針葉をつけ、成木になると鱗片葉をつける。針葉は長さ4〜5ミリ。【樹に咲く花】
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北海道では低地に生じ、千島の一部にも生ず。【樹木大図説】 |