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続・樹の散歩道
  ホルトノキの名前の怪


 ホルトノキは九州では街路樹としても普通に利用されている風景を見かけたが、都内でも少ないながらもしばしば植栽樹を目にすることができる。身近な存在として親しんでいない人が初めてこの名を聞いたら、その響きから間違いないく外来種として受け止めるであろう。それが一般的な感覚である。さらに、この樹が日本の自生種と聞けば、名前自体に不自然な印象を持ち、加えて、この名前の由来として一般に語られている内容を聞けば、益々違和感を持つに至るに違いない。 【2016.1】


  ホルトノキ(モガシ)のあらまし   
 
      ホルトノキの様子(大分市春日神社)
 街路樹のように枝をバッサリ切られないため、枝をゆったりと伸ばして育っている。 
   ホルトノキの巨木(大分市柞原八幡宮)
 昭和49年2月に大分市の名木として指定されていて、樹高25メートル、幹周4.80メートル、樹齢400年としている。 
 
   
 
      ホルトノキの葉
 鈍い鋸歯がまばらにある。 
  ホルトノキの若い葉と紅葉
 季節を問わず赤い葉が混じるのでよく目立つ。 
   上から葉表、紅葉、葉裏
 
 
     
 
   ホルトノキの花序の様子
   (7月中旬)
     ホルトノキの花 1
 5個ある花弁の先は糸状に細かく裂けている。
      ホルトノキの花 2
 雌しべは1個で、雄しべは多数ある。雄しべは管状で先端が開いている。
     
     ホルトノキの花 3 
 花弁と雄しべが既に脱落した状態である。オレンジ色の花盤が目立つ。
 ホルトノキの成熟前の果実 1
 (10月中旬) 
 ホルトノキの成熟前の果実 2
 別個体の果実で、先端が尖ったタイプである。  
 
     
  <ホルトノキ> 別名 モガシ
 ホルトノキ科 ホルトノキ属 の常緑高木 
Elaeocarpus sylvestris var. ellipticus 
 
 
 ・  本州(千葉県南部以西)、四国、九州、沖縄、済州島、中国南部、台湾、インドシナに分布。高さ10~15メートル、直径40~50センチになる.大きいものは高さ30メートルにも達する。常緑樹だが、鮮やかに紅葉した葉を1年中つけている。【樹に咲く花】 
 ・  花は白色で総状花序に多数つき、5枚ある花弁は先が糸状に細かく裂ける。長楕円形の石果は長さ1.5~2センチ、黒紫色に熟し、中に1個の核がある。樹皮は大島紬のねずみ色の染料になる。 【植物の世界】 
 ・  ホルトノキは大分市の木に指定されていて、市内では街路樹としてふつうに利用されているのを確認した。 
 
     
2   ホルトノキの成熟果実について   
     
(1)  成熟果実の確認 その1    
     
   「ホルトノキの果実は11月から2月に黒紫色に熟す。」とした図鑑の記述があり、さらにその様子が「オリーブの果実によく似ている。」とも表現されているが、WEB上でも艶やかな黒紫色の果実の写真を見ることは少ないし、残念ながら九州でもそうした果実を特に目にした印象がない。

 そこで、改めて都内の南大井で見つけたホルトノキの街路樹と、同じく都内某所の鉢植えのホルトノキの果実の成熟経過を観察することとした。

 九州では、12月頃にしわが生じた緑色の果実は記憶があるが、2箇所の個体では秋に結実した後の経過を観察すると、何れも緑色のままで年を越してしまって、街路樹では2月下旬には緑色のままの果実をすべて落とし、鉢植えのものでは数を減らしつつもさらに緑色のままで頑張り続け、何と5月の中旬に遂に残り少ない果実の一部にしわが生じ始めて薄汚い色と化してきてしまった。これは成熟果実の色ではなく萎凋色であった。オリーブの艶やかな赤紫色の成熟果実のイメージとは全く異質であった。  さらに6月中旬にはしわしわの果実は落果し、わずかな数の果実はなお緑色のままで、7月まで持ちこたえてしまった。街路樹、鉢植え共に明らかに標準から外れており、経過観察用として適当ではなかったようである。(この街路樹の真相に関しては後ほど解説)
 
     
 
 
 緑色のままで一部が萎び始めた
 ホルトノキの果実(参考)

 (12月上旬 九州大分市内)   
  黒紫色とならずに萎びて
  乾燥したホルトノキの果実

 これは堅い状態となっていた。
 (結実の翌年5月上旬 都内鉢植え)   
    ホルトノキの種子(核)
     
【比較用】 オリーブ Olea europaea モクセイ科オリーブ属の常緑高木)  
        オリーブの花     オリーブの成熟果実        オリーブの種子(核) 
 
     
(2)  成熟果実の確認 その2   
     
   都内でのホルトノキの植栽の歴史はそれほど古くはないようであり、そのため旧来の市街地では見る機会があまりないが、主として埋め立て地に由来する開発地区や海に近い再開発地区でしばしば街路樹、緑化樹として積極的に活用されていて、複数箇所である程度の規模の植栽例を確認した。そこで、これらの果実を改めて経過観察することとした。
 具体的な場所は、天王洲アイルの複数の個体とお台場海浜公園沿いの道路の両側に街路樹として目が眩むほどの数が植栽されているものである。
 
     
 
 天王洲アイルのホルトノキ お台場海浜公園沿い道路のホルトノキ街路樹 
 
     
   両箇所のものについて、11月下旬となって、果実の成熟に関して今まで認識のなかった特性が確認できた。

 つまり、ホルトノキの果実は、少しずつ成熟し、成熟したものは順次バラバラと落果してしまうようである。このため、成熟してそのまま樹上に止まっている果実は決して多くないということを確認した。

 果実の表面はブドウのように蝋質の白色の粉状のブルームで覆われているため、遠目にはやや淡色に見えがちである。また、成熟果実の色合いは写真ではややわかりにくいが、濃緑色から暗緑色で、光の加減では濃紺色に見え、樹上でしわが生じているものも見られた。濃緑色のものは見た目には成熟前のものと見分けにくい場合があるが、指でつまめば非常に柔らかくなっているから、確認できる。

 成熟果実はつぶしてみるとわかるが、果皮は非常に薄くて透明な膜状で、果肉は濃緑色の柔らかいゼリー状で水分に富んでいる。つまり、成熟果実の色は、膜状の果皮を通して見える果肉の色であることがわかった。

 こうした特性が見られた果実であるが、樹上で成熟果実がたくさんついた状態とならないため、成熟果実のイメージが一般にそれほど意識されていないことから、成熟果実の写真がWEB上でも少ないものと思われる。先の第一ラウンドの南大井の街路樹の確認で、成熟果実を見逃したのは、

 樹が若い上に植栽後の経過年数が短くて、実付きがまだ宜しくなかったこと 
 上の事情から枝張りが少なく、成熟して落下したわずかな果実が下部に植栽された低木の中に紛れ込むなどして、その存在自体が確認しにくかったこと 
 ブルームに覆われた濃緑色の果実が、成熟果実として認識できなかったこと、つまり、 成熟果実の様子の認識が不十分で、目慣らしができていなかったこと
 
 によるものであったようである。したがって、先に掲げた大分市内で撮影したしわの生じた濃緑色の果実は、成熟果実であったと思われる。なお、鉢植えのものは管理条件に由来する変則・例外であろう。

 そこで、確認できた成熟果実の様子は以下のとおりである。(写真は何れも11月下旬に撮影したもの。) 
 
     
 
      ホルトノキの成熟果実 1
 右側の1つが成熟果実で、左側の2つは成熟前である。 この写真で見ると光の加減か濃紺色にみえる。 
        ホルトノキの成熟果実 2 
 表面のブルームを取り除いた状態で、暗緑色である。  
 
     
 
        ホルトノキの成熟果実 3
 
右側の3個が成熟果実である。しわが生じているものが見られる。直射光の下での色合いである。
        ホルトノキの成熟果実 4
 太陽の直射光の下では濃緑色、暗緑色に見える。一方で、日陰、ストロボ光下では濃紺色に見える。
 
     
 
       ホルトノキの成熟果実 5
 右側の1個が成熟果実である。ブルームが目立つ。 
        ホルトノキの成熟果実 6 
 右側の1個が成熟果実で、濃紺色に見える。
 
     
 
       ホルトノキの成熟果実 7 
 右側の3個が成熟果実である。
        ホルトノキの成熟果実 8 
 ここまで来ると、目が慣れて、すぐにわかる。
 
     
   東芝の「ゑれきてる」で、ホルトノキの成熟した果実は甘く、食することができる。」とある。一般的な図鑑ではホルトノキの果実の味に関して触れている例は見ないため、念のために成熟果実の味見をしたところ、わずかに甘味があって、果肉も非常にやわらかいのであるが、青臭さとわずかな苦味が少々残る印象もあり、積極的に食べたくなる代物ではないし、人にオススメできるものではなかった。最近の子供は飢えていないから、決して食べないであろう。 

 なお、果実を観察していたときに、スズメが成熟果実をついばんでいるのを見かけた。スズメは小さいから、丸呑みは難しいのであろうが、いい餌になっているようである。 
 
     
     
 
        ホルトノキ街路樹の落下果実
 お台場海浜公園沿いの街路樹と歩道の境で見られた様子である。11月下旬の時点で、個体差はあるが、こうして大量の果実を落としたものも見られた。果実の果肉は軟弱ですぐに種子が裸出する。種子は硬いが、細長いことから、歩道では特に邪魔になっていない。
   【参考】ホルトノキの葉裏の虫こぶ(虫えい)
 この虫こぶにはホルトノキハウラエボウシフシの名がある。ホルトノキの葉裏にホルトノキタマバエ
Pseudasphondylia sp. が形成する。
 
     
   ホルトノキの名前の怪
  
 
この日本的ではない名前に関して、従前から語られている内容は、概略次のとおりである。
 (注):ここでは便宜上、ホルトノキは別名のモガシと呼ぶ。
 
 
 
 「ホルトノキ」は「ポルトガルの木」の意である。日本では本来は外来のオリーブの木を指して「ホルトガル(ホルトカルとも)」と呼んでいたが、平賀源内が紀州湯浅(現在の和歌山県有田(ありだ)郡湯浅町の深専寺(じんせんじ))で見たモガシの個体をオリーブの木(ホルトガル)と確信(勘違い・誤解)したことから、モガシのことをホルトノキと呼ぶようになった。
(注)平賀源内ゆかりの深専寺の(地域名で言うところの)ヅクノキ(ホルトノキ)は枯損して現在は存在しないという。なお、平賀源内がオリーブの木と信じて栗林公園に植えたとされる個体は現存するという。
 
 
     
   これだけの説明では実はよくわからない。
 平賀源内が特定のモガシの個体について、オリーブの木と誤認したことが現在にまで及ぶこととなった本草学、植物学の失態の根源であったとも受け止められる内容である。
  
 
     
(1)  平賀源内がホルトノキの名を与えたのか

  平賀源内がモガシの特定の個体をオリーブの木と誤認したことは事実のようである。その周辺情報については自著の「紀州産物志」や「物類品隲」から伺われることが芳賀 徹の「平賀源内」に詳しく述べられている。当時、ポルトガルの油(ホルトガルの油とも)としてオリーブ油は輸入されていたものの、実をつけるオリーブの木の生立木が国内では一般的な存在ではなかった中でのことであり、勘違い自体は当時の本草学の外国樹種に関する知見が乏しかったことを物語るだけで、たいしたことではない。
 では、実際に「ホルトノキ」の名を与えたのは誰なのか。源内自身は自分が初めて国内でオリーブの木を発見したものと信じて、誇らしげに振る舞ったことが先の資料からわかるが、源内自身がこれににふさわしい「ホルトノキ」の名を与えて、無知な民衆を啓蒙するために普及を図ったなどという記述は目にしない。したがって、残念ながら「ホルトノキ」の呼称を与えた張本人は確認できない。

 そもそも、たった一人の学者の初歩的な誤りは、呼称の多少の混乱のきっかけとなったとしても、当時の本草学者、植物学者の認識を一変させる力があったとは到底思えない。
 
 
     
(2)  ホルトノキの名はどのように普及したのか

 源内が自らの誤った成果を織り込んだ図鑑を出版したわけでもないから、一般民衆レベルでは全く関係のないことであったに違いない。泰然として、従来から言い慣らしてきた各地での名称を使っていたのであろう。ただ、本草学者の間ではこの誤った知見が共有されたのかも知れない。源内の誤りが確認できたのがいつなのかはわからないが、あくまで学者の側からの一方的な発信情報として奇妙なホルトノキの呼称がいつの間にか定着してしまったものと思われる。ただし、その経過については確認することができない。
 そして、何よりも驚くべきは、たぶんホルトノキの呼称自体が誤りであることががわかっていたにもかかわらず、分類上の名称として無責任にも科、属の代表種名としても採用され、不幸なことであるが「ホルトノキ科」「ホルトノキ属」の名称が定着してしまって今日に至っているのである。もう手遅れである。
  
 
     
   在来種の標準和名

 モガシは在来種であり、各地に地方名(地域名)が多数存在することが知られていて、何事もなければそれらの中の一つが標準的な和名として位置付けられるはずであった。しかし、こうした地域に密着した呼称が蹴散らされて、外国に由来する単語を織り込んだいかがわしい呼称がわざわざ採用されて定着しているのは、どうみても尋常ではない。

 実は、似た名前としてホルトソウ Euphorbia latyris があるが、こちらは古い時代に日本に渡来し、長きにわたり栽培された歴史がある外来種である。こちらの名前の由来は「ホルトガルソウ」の略とされ、具体的な講釈(後出)を目にすればごく自然に受け入れられる話である。
 
 
     
 5  牧野富太郎の怒り

 古い牧野日本植物図鑑(昭和34年増補版)をみるとおもしろい。ホルトノキは掲載種名とはなっておらず、「モガシ」が筆頭和名となっていて、さらに一名として、ズクノキ、シラキ、ハボソノキ、シイドキの名が掲載されていて、「ホルトノキ」は“誤称”として扱っていて、さらに呼称に関して以下のように記している。

 「従来一般に之れをホルトノキと称へしは誤にして、此名はオリーブ即ち齊墩果に対して呼びし者なり。和名モガシは薩州の方言、其意未詳、ヅクノキ其意不明、シラキは材白きを以て白木の意乎、ハボソノキは葉狭長なるを以て葉細の木乎、シイドキは其意未詳。漢名膽八樹(誤用)」

 さらに、自著「植物一日一題」では怒りが大爆発していて、次のように手厳しく批判している。

 「・・・我国の徳川時代における本草学者達はヅクノキ一名ハボソを間違えて軽率にもそれをオリーブだと思ったので、今日でもこの樹をホルトノキ(ホルトガルノ木の略)と濫称しているが、それは大変な誤りだ。そしてこのヅクノキをオリーブと間違えるなんて当時の学者の頭はこの上もなく疎漫で鑑定眼の低かったことが窺われる。・・・」 
 
     
 
:   牧野富太郎亡き後の版である牧野新日本植物図鑑(平成元年版)では掲載種名は当人には不本意と思われるが、実態を反映して「ホルトノキ(モガシ)」となっている。 
 
     
   ということで、ホルトノキ、ホルトノキ科、ホルトノキ属といった混乱に満ちた支離滅裂な呼称が生き延びて現在に至っているのは、ときの植物学者に責任があるのは明らかであるが、現在の植物学者はこうした恥ずかしい現状について既に諦めてしまっているということなのであろう。言葉の誤用が広く定着してしまったら、言語学者が何と言おうが、やがて現状が追認されて国語辞典にまで収載されることになるのと似ているが、その場合は一般人が主役で進行したものである点が異なっている。   
     
 
<参考 1:ホルトノキの呼称に関する説明事例>

【樹に咲く花】
 名前の由来:ホルトノキは「ポルトガルの木」の転化で、元来はオリーブのことだったが、平賀源内が紀州で本種を見て、オリーブと勘違いしたことから、ホルトノキと呼ばれるようになったという。

【平凡社世界大百科事典】ホルトノキ:
 ホルトノキとは〈ポルトガルの木〉で本来はオリーブを意味したが,平賀源内がまちがえて本種にこの名を与えた。

【植物の世界】
 ホルトノキとは「ポルトガルの木」という意味である。もともとヨーロッパからもたらされたオリーブ(モクセイ科)を指した名だが、果実がよく似ていることから誤って呼ばれるようになったという。

【大分市看板】
 ホルトノキ: この木は、享禄から天文のころ、豊後国主大友宗麟が盛んに外船を引き、神宮寺浦(今の春日浦)において外国貿易を営んだ際、ポルトガル人が持ってきて移植したもの(注:これは誤り)なので、その名をとって樹の名前としたと言う。(大分市の樹木看板)
 
 
     
  <参考 2:ホルトノキの学名いろいろ~基準変種はどこに?>

  シノニムとしての複数の学名が存在することは全く気にならないが、変種扱いのホルトノキの学名に対して基準変種(中国等に産するという。)として位置付けられているものに関する具体的な国内情報は全く得られない。Elaiocarpus sylvestris の中国名として「山杜英」の名は目にするが、Elaiocarpus sylvestris var. ellipticus の中国名の存在は確認できない。つまり、ホルトノキとこの基準変種を区分しているのは、日本国内だけで、当の中国内ではこれらを特に区分しない模様であり、また、 The Plant List でも Elaiocarpus sylvestris var. ellipticus Elaiocarpus sylvestris のシノニムとしている。

【APG原色牧野植物大図鑑】 ホルトノキ(モガシ) Elaeocarpus zollingeri var. zollingeri
【植物の世界】ホルトノキ Elaeocarpus sylvestris var. elipticus
【日本の野生植物】ホルトノキ:Elaiocarpus sylvestris var. ellipticus
 「基準変種 Elaeocarpus sylvestris(var. sylvestrisは中国(台湾・大陸南部)からインドシナに分布する。」
【牧野日本植物図鑑】モガシ Elaeocarpus decipience
【日本の樹木(講談社)】ホルトノキ Elaeocarpus decipience
【牧野新日本植物図鑑】ホルトノキ Elaeocarpus sylvestris var. ellipticus
 
 
     
  <参考 3:名前に「ホルト」を含む植物の例>  
     
① ホルトソウ(クサホルトとも) 続随子草 Euphorbia lathyris  
 
 ヨーロッパ原産のトウダイグサ科トウダイグサ属の二年草で、今から約600年も昔に渡来し、以来長く日本に栽培され、古名をコハズ(小巴豆)という。日本名はホルトガルソウの略で、種子からしぼった油をホルトガル油、すなわちオリーブ油のにせ物とするためにいい、草ホルトは木生のオリーブに対していう。(牧野新日本植物図鑑)
 漢方として利用された歴史があることから、都内でも植物園で薬用植物としてしばしば植栽されている例を目にする。
 
ホルトソウ 1  ホルトソウ 2 
 
     
     ホルトソウの果実の成熟経過  
 
 ホルトソウの果実 1  ホルトソウの果実 2  ホルトソウの果実 3 ホルトソウの種子
 種子には種枕が見られる。 
 
    ★ ホルトソウの花についてはこちらを参照  
     
  ② ホルトカズラ Erycibe henryi (ヒルガオ科ホルトカズラ属)
 九州(大隅半島)から琉球、中国(南部、台湾)に分布する藤本。
  直径1センチほどの白または淡黄色の花をつける。ホルトノキに似ていることからこの名がついた(植物の世界)との説明を見るが、実感はなく、よくわからない。これが本当であれば、好ましくない呼称の連鎖ということになる。


【参考資料】
平賀源内:芳賀 徹(朝日新聞社)
本草学者 平賀源内:土井康弘(講談社)
植物一日一題:牧野富太郎(博品社)
樹木大図説;上原敬二(有明書房)